人と人との繋がりの中で生まれる仕事。
魚の卸売から始まった食一ですが、レンタカーを借りて車で寝泊まりをしながら漁港を回り続ける日々もありました。
創業から今まで数百回と漁港に足を運び、もちろん今でも毎月様々な漁港に足を運んでいます。
顔が見えるだけではなく、その魚を送ってくれる人の内面までも知ってこその取引だと思っています。
時には酒を酌み交わし、時には極寒の海へ一緒に漁に同行したり。「こいつらになら魚を送ってあげたい!」そう思ってもらえるように港ごとの文化や雰囲気なども理解したうえで深い付き合いをしていきたいと思っています。
もちろん、お客様との繋がりについても同じです。
この魚をあのお客様にご案内してあげたい!と日々全国から水揚げされる魚から1匹の魚をピンポイントにご紹介することも日常茶飯事です。
産地との繋がりと同様、お客様とも同じように「食一から魚を買いたい!」そう思ってもらえるように魚に対する愛を強く持ち、お客様が求める魚をお届けしたいと思っております。
私たち食一は、「食を通じて 社会を愉快に」の理念の下、お客様の満足はもちろんのこと食を生み出す漁師の方をはじめとした、産地の満足を得られるようにお手伝いすることで、双方の笑顔を源に社会を明るくしていきます。
食という分野を”オモシロさ”という切り口で、生産者から消費者までを楽しく盛り上げていきます。食一に携わる漁師や漁協、仲買、小売店、消費者、その他様々な支援をいただいている方々、そして食一で働いている仲間とその家族・・・皆が楽しいと思える毎日を送れるように、魚を通じてこれからも事業を展開していきます。
「食」という欠かすことのできないものであるからこそ毎日の食を楽しいものにしていきたい、という思いのもと私たち食一は日々事業を行っております。
楽しく笑い続けていけるような社会を目指すために。」
私は、九州で明治時代より120年以上続く魚の仲買業の次男として誕生し、幼少の頃より新鮮で美味しい魚に囲まれて育ちました。
刺身を実家で食べる時には大皿にこれでもかというぐらいの刺身の量…。正月には、大盛りの丼鉢に山盛り刻んだナマコを入れて大根おろしとポン酢で一人で全部食べる…。骨の髄まで魚で育ってきたと言っても過言ではないこんな私は、「将来は、兄と共に実家の魚屋を継ぐ!」という夢を持っておりました。
しかし大学に入り、様々な勉強をしていく中で漁業の現状・問題点を知りました。このままでは、魚屋をするどころか私の大好きな魚が食べられなくなってしまう!という思いが募っていきました。そんな時に、母校の同志社大学でビジネスプランコンテストが開催されるということで、試しに自分が思い温めていたプランで挑戦してみましたところ、優勝をいただくことができ、たくさんの方のご指導・ご支援のもと、大学卒業を待たずに1年間休学をして、2008年11月に自身でこの「食一」を設立いたしました。
人と食という関係は、切っても切り離せないもので、一生付き合っていく存在です。毎日接していく食であるからこそ、「美味しさ」だけではなく、「楽しさ」もプラスすることで人生そのものが豊かになっていくのではないだろうか、という思いのもと、「食を通じて 社会を愉快に」という会社の経営理念を作りました。私たち食一は、組織が一丸となって食を全力で楽しむことはもちろんのこと、社会に対しても”食の楽しみ”を提供する会社として、これからも事業を行ってまいりたいと思いますので、どうか皆様ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。